47 ◯15番(梅原健治君) ただいま
議案第69号の
継続審査を求める
動議が出されましたが、
総務文教委員会において、
地域振興会の
理解と同意を得るように
当局に対し確認し、その旨を
附帯決議として可決したところです。
地域振興会職員の
雇用に対して懸念があることは、
皆さんの思いは同じであると考えております。しかしながら、本
条例の施行が4月1日であり、
継続審査となり
採決が遅れることで、他の
会計年度任用職員の募集等業務に支障を来すおそれが出てしまうのは本意ではありません。
したがいまして、本
動議については反対とさせていただきます。
以上です。
48
◯議長(
石倉 彰君) 12番 越川隆文君。
〔12番 越川隆文君
登壇〕
49 ◯12番(越川隆文君) 中瀬
議員の
動議に対して、
賛成の立場から
討論をさせていただきます。
まず、本件の問題はそもそもなぜ起きてくるかということ。私は2つポイントがあると思うんですね。
1つは、市の
地域振興会に対する政策がいま一歩明確になってこなかったというところがあります。それともう
1つは、私たち
議会も、もうちょっと
地域振興会の人たちと連絡をとりながらやっていれば、ここまで追い込まれることはなかっただろうというふうに思うんですね。
機構的に言うと、
地域協働課さん、非常に一生懸命苦労をしていらっしゃるんですが、そこの
意見がしっかりと伝わってこないという機構的な面もあります。権限も持っていない。これ、ずーっとこの問題があったのではないかなと思っていまして、それを遠因として、
魚津市の公共施設の利活用、これにも大きな影響を与えているのではないかなというふうに思います。
以上の点がコンディションとして幾つかあるという中で、さきの
地域振興会の
方々から
意見交換会の申し入れがありましたよね。本来なら、こんなのは、うちら
議会のほうからもっと市民の
方々のほうに出向いていかなきゃいけない。なのに、もう切羽詰まってから、
地域振興会の
方々が
議会に対して、これについてどう思っているんだということでしょう? しかも、これを受けるか受けないか。
皆さんどうでしたか。そのときの議論。あえて申しませんが、非常に否定的な流れがあったと思います。
このようなことを総合的に考えて、今回の件ははっきりとやっておかないといけない。ですから、中瀬
議員さんがしっかりと
継続審議をやるんだと。
委員会で出された
附帯決議。これ、好きなんですよね、うちの
議会は
附帯決議が。でもね、
附帯決議というのは法的拘束力がありません。決議した後に、じゃ、誰が責任を持ってそれを追いかけるんですか。今までやってきましたか、本当に。
ですから、ここはあえて、しっかりと
継続審議をするという
動議に対して
賛成していかなければ示しがつきませんよ。しかも、
附帯決議は法的拘束力がありません。これを機に私たちの
議会は変わっていかなきゃいけないんじゃないかと。
これは
当局と別にけんかするつもりじゃないんですよ。しっかりといいものをつくっていく、そのためのプロセスだというふうに思っております。
ですので、今回の中瀬
議員の
動議に対して、私は
賛成の立場から
討論をさせていただきます。
以上でございます。
50
◯議長(
石倉 彰君) 6番
松倉 勇君。
〔6番
松倉 勇君
登壇〕
51 ◯6番(
松倉 勇君) 中瀬
議員の
審議の継続を求める
動議の
賛成討論を行います。
私は、ただいま
議案第69号
魚津市
会計年度任用職員の
給与及び
費用弁償に関する
条例の
制定についての中瀬
議員の
動議による
審議の継続に
賛成の立場で
討論をいたします。
その理由は、この
条例の
制定と導入に伴い
当局より示されているのは、国の示す
会計年度任用職員の
給与及び
費用弁償に関する
条例の
制定によって、給料、ボーナス等や処遇が大幅に改善される
臨時職員のための制度であります。
この
条例により、
令和2年度では、この恩恵を受けると思われる
方々177名の費用負担が3,300万円と試算しているが、これに
公民館職員の
方々52名を含めても私の試算では約4,300万円で、約1,000万円の負担増加となり、
令和3年度では177名分で4,200万円、
公民館職員52名を含めると1,200万円の負担増となりますが、
任用制度に
公民館職員を入れて当然と私は思います。
それが、
公民館長はそのままで、主事、指導員、書記という名目の
職員が、この制度における恩恵を受けることなく除外するとしているのであります。
当局の弁明によりますと、ここで
公民館職員等を除外する理由は、将来における
地域振興会制度のもとでの
公民館の
コミュニティセンター化に向けての事前段階の市内13地区の統一化のためとか、先進地であります名張市のゆめづくり
地域交付金制度のもとでの例などを挙げられていますが、名張市の当時は
会計年度任用職員制度はなく、全く何をかいわんやの話でありました。
何が問題かと申しますと、
当局がこの
任用制度と
セットで示した
公民館職員の
任用制度外しから端を発したことは
当局も重々承知の上で、
公民館職員外しを撤回してのことや、もしくは
当局の言う
規則なりを
公民館関係者、
地域振興会に示した上ならば、私も
議員諸氏も納得できるだろうと思います。
日ごろから
当局の言う協働の精神のもと、
地域づくりのため、
地域振興会や社会教育法のもと、
公民館活動にて多大な汗をかいておいでになる
公民館職員さんへの処遇の改善を図る目的と、今後においても、
職員さんの欠員が出ても、その補充が条件的にしやすい制度からの除外であり、極論を述べますと差別行為であります。
ここは一気に統一化を図るべきではなく、今は一旦、
当局の求める
任用制度に
公民館職員を含め、その後の
コミュニティセンター化を各地区と十分な
協議と
理解のもと行い、それとともに、使途自由なまちづくり交付金の拡充も含めての話し合いの結果において
コミュニティセンター化を進めたい地区から順に、この
任用制度から
公民館職員を外していくべきことと思います。
意見も含め長々とした
討論となりましたが、今後も各地区のまちづくりを
地域の
皆さんと
理解を深めながら、いかによい方向でのまちづくりをやっていくかを
議員諸氏も試されていることと思います。
ここは一気に統一化を図るべきではなく、
理解を深め、
当局と
地域が本当の協働の精神を示すことができますよう、私の
意見、
討論への賛意の表明とご賛同をお願いいたしまして、私の
継続審議への
賛成討論を終わります。
以上です。
52
◯議長(
石倉 彰君) ほかにご
意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53
◯議長(
石倉 彰君) ないようですから、
討論を終わります。
(採 決)
54
◯議長(
石倉 彰君) これより
採決いたします。
議案第69号に対する
継続審査の
動議に
賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
55
◯議長(
石倉 彰君) 起立少数。よって、ただいまの
議案第69号に対する
継続審査の
動議は否決されました。
(討 論)
56
◯議長(
石倉 彰君) 次に、
議案第62号から
議案第82号までについて、一括して
討論に入ります。
発言者の通告を受けておりますので、これを許可いたします。
8番 浜田泰友君。
〔8番 浜田泰友君
登壇〕
57 ◯8番(浜田泰友君)
議案第62号
令和元
年度魚津市
一般会計補正予算(第4号)について
賛成の
意見を述べます。
本
定例会に上程されております
一般会計補正予算では、本年の行財政改革などにより、公共施設整備基金の取り崩しの取りやめや財政調整基金への約2億円の積み立てなどが計上され、財政健全化に向けての取り組みが反映されたものと考えております。
一方で、吉島市営住宅跡地測量分筆
登記等事業におきましては、市営住宅跡地の速やかな売却に向けて必要な措置との
説明でありました。本事業の目的である魅力的なまちづくりにつなげていただきたいと考えます。
しかしながら、この件がいまだ係争中であることから、測量と不動産評価につきましては早期の入札のための準備としても、分筆
登記の執行につきましては、司法判断の確定後に行うなど十分に考慮をいただきたいと思います。
また、本事業はもともと、民間の豊かな発想とノウハウを活用するため、企画提案型の入札を行うということになっておりました。なぜ政策変更されたのかはさておき、今後、オープンな議論のもと
方針を決定して、企画提案型で入札を実施されることを望みます。
以上申し添えて、私の
賛成討論といたします。
58
◯議長(
石倉 彰君) 6番
松倉 勇君。
〔6番
松倉 勇君
登壇〕
59 ◯6番(
松倉 勇君) ただいま中瀬
議員の提案の
動議が否決されましたので、私は、
議案第69号
魚津市
会計年度任用職員の
給与及び
費用弁償に関する
条例の
制定について、反対の立場で
討論いたします。
先ほどと似たような話になりますが、その理由は、この
条例の
制定と導入に伴い
当局より示されているのは、国の示す
会計年度任用職員の
給与及び
費用弁償に関する
条例の
制定によって、給料、ボーナス等や処遇が大幅に改善される
臨時職員のための制度であります。
この
条例により、
令和2年度では、この恩恵を受けると思われる
方々177名の費用負担が3,300万円と試算しているが、これに
公民館職員の
方々52名を含めても、私の試算では約4,300万円、約1,000万円の負担増加となり、
令和3年度では177名分で4,200万円、
公民館職員52名を含めると1,200万円の負担増となります。それも当然のことと思います。
それが、今後、
当局が作成する
規則により、
公民館館長はそのまま、主事、指導員、書記という名目の
職員がこの制度における恩恵を受けることなく除外するとしているわけであります。
本来、この
条例と
規則とはまた
別物でありますが、これを
セットとして出していることに問題があると。費用負担が減りますよね、確かに。
当局は年間1,000万から1,200万。これはそのための施策じゃないのかという疑いさえ抱かれるわけですよね。
本来、まずは、
公民館職員さんもこの
任用制度に入れてから、そして各地区が求める
コミュニティセンター化の話で条件を提示しながら順にやっていくべきことかと私は思います。
私が求めたいのは、まずは、
当局が示したこの
公民館職員を外し、先ほども申しましたが、をとりあえず撤回されて、そして、とりあえずはまずは
公民館職員さんも入ってもらって、なおかつ
コミュニティセンター化を進めたい地区から順番に外されれば、それで結構だと思うんです。そして、そこの中では当然深い話し合いもあって
理解されてのことだろうと思います。
言いたいのは、ここは一気に統一化を図るべきではなく、今は一旦
当局の、先ほども言いましたが、求める
任用制度に
公民館職員を含め、その後の
コミュニティセンター化を各地区と十分な
協議を行い、
理解のもと、それとともに、使途自由なまちづくり交付金の拡充も含めて
コミュニティセンター化を進めたい地区から順に
任用制度から
公民館職員を外していくべきだと私は思います。
討論ですので、私の
意見はここでやめておきます。
また、先ほど
委員長質疑でありました
附帯決議に関しても、その有効性も問われている、
附帯決議は拘束力もないからいいかという話ではなくて、何となく責任逃れの
附帯決議であると私は断じてやみません。
以上で私の
討論を終わります。
60
◯議長(
石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
〔5番 岡田龍朗君
登壇〕
61 ◯5番(岡田龍朗君) 私は、
議案第72号
魚津市公共施設使用料の適正化に伴う関係
条例の整備に関する
条例の
制定についてを反対とします。
議案第72号について
意見を述べます。
魚津市行政財政改革を推進する
1つの改革として、市民に負担を求める公共施設使用料を挙げています。そして、12
月定例会に
提出されました
議案第72号は、市内にある公共施設使用料の引き上げをするものです。
市民は消費税増税の影響で消費を控え、節約する人たちが増加しています。私は、公共施設の使用料金などに消費税を課税し徴収すべきではないとの考えであるということです。
そして、市は公共施設使用料の見直しの基本的な考え方を示しています。その使用料の設定について、使用料は施設の公的必要性や収益の度合いを基準にし、近隣類似施設との比較や指定管理者との
協議を踏まえて設定するとしています。しかし、市民の中で定期的に施設利用する人たちなどへ配慮する使用料設定になっていないことです。これでは、市民の
理解や
意見などが十分反映されたとは言えません。
その上で、例えば
魚津市の公共施設再編で廃止となる
魚津市総合体育館の使用料金を引き上げとすることなど、その代替策を明確に示していない
状況でありながら料金などを引き上げるということについて納得できないからです。
以上述べましたことにより、私の反対
討論とします。
62
◯議長(
石倉 彰君) ほかにご
意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63
◯議長(
石倉 彰君) ないようですから、
討論を終わります。
(採 決)
64
◯議長(
石倉 彰君) これより
採決いたします。
各
常任委員会委員長の
報告は、いずれも原案どおり可決すべきとの
報告であります。
ただし、ただいまの
議案第69号及び
議案第72号について反対
討論がありましたので、まず
議案第69号について
採決をいたします。
議案第69号を原案どおり可決するに
賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
65
◯議長(
石倉 彰君) 起立多数。よって、
議案第69号は原案どおり可決されました。
次に、
議案第72号を原案どおり可決するに
賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
66
◯議長(
石倉 彰君) 起立多数。よって、
議案第72号は原案どおり可決されました。
次に、
議案第62号から
議案第68号まで、
議案第70号、
議案第71号及び
議案第73号から
議案第82号までを一括
採決いたします。
ただいまの
議案19件を原案どおり可決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
67
◯議長(
石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの
議案第62号から
議案第68号まで、
議案第70号、
議案第71号及び
議案第73号から
議案第82号までは、原案どおり可決されました。
─────────────────────────
追 加 提 出 議 案 第 8 3 号
68
◯議長(
石倉 彰君) 次に、
日程第2 本日新たに提案されました
議案第83号についてを
議題といたします。
(提案理由の
説明)
69
◯議長(
石倉 彰君)
提案者の
説明を求めます。
市長 村椿 晃君。
〔市長 村椿 晃君
登壇〕
70 ◯市長(村椿 晃君) 本日、追加
提出いたしました
議案についてご
説明申し上げます。
議案第83号
魚津市固定資産評価
審査委員会の
委員の選任につき同意を求めることについてでありますが、これは、
魚津市固定資産評価
審査委員会の
委員 濱多善克氏の任期が
令和元年12月22日をもって満了となるため、新たに、
魚津市大字下村木町3529番地 松本 博氏を
魚津市固定資産評価
審査委員会の
委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により
議会の同意を求めるものであります。
以上、
議案の
説明といたします。
何とぞ慎重ご
審議の上、議決をいただきますようお願い申し上げます。
(採 決)
71
◯議長(
石倉 彰君) お諮りいたします。
議案第83号については人事
案件でございますので、直ちに
採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
石倉 彰君) ご異議なしと認め、これより
議案第83号について
採決いたします。
魚津市固定資産評価
審査委員会の
委員に、
魚津市大字下村木町3529番地 松本博君を選任するに同意と決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯議長(
石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意と決しました。
─────────────────────────
議 員 提 出 議 案 第 1 1 号
74
◯議長(
石倉 彰君) 次に、
日程第3
議員提出議案第11号を
議題といたします。
(提案理由の
説明)
75
◯議長(
石倉 彰君)
提案者の
説明を求めます。
14番 飛世悦雄君。
〔14番 飛世悦雄君
登壇〕
76 ◯14番(飛世悦雄君)
議員提出議案第11号につきまして、案文を朗読し、提案理由の
説明にかえさせていただきますので、何とぞ慎重
審議の上、議決を賜りますようお願いいたします。
被災者生活再建支援法の改正を求める
意見書(案)
近年、自然災害が激甚化、広域化、長期化している。本年も台風15号、台風19
号の被害などにより、多くの方が被災された。こうした中で、被災者生活再建支援制
度の「対象外」となる方が多数発生している。したがって、被災された方の生活再建
を支援していく制度を拡充していくことは、喫緊の課題である。
都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用し、自然災害により居住する住
宅が全壊するなど生活基盤に著しい被害を受けた世帯に被災者生活再建支援金を支給
する被災者生活再建支援法は、1998年5月に成立し、1999年から適用が開始
された。これまで、2004年、2007年に大幅な法改正があり、一定の改善が図
られた。
しかしながら、同一の災害で被災したにもかかわらず、災害規模の要件が当てはま
らず適用対象外となり被災者間に不均衡が生じている事例や、住宅の建設・購入・補
修費など多額の支出を要する住宅の再建に現行の支給額では不十分といった問題など、
災害規模や支給対象、支給限度額などの課題が浮き彫りとなっている。
被災された方の生活再建のためには、特に、住宅再建に対する手厚い支援が求めら
れており、住民生活の安定と被災地の速やかな復興に資するよう、国によるさらなる
支援及び制度の拡充が必要である。
よって国会及び政府においては、下記の事項について実現するよう強く求める。
記
1.被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活再建支援金のうち加算支援金の額を
2倍に引き上げ、被災者生活再建支援金全体の最高額を300万円から500万円
に引き上げること。
2.被災自治体の負担を軽減するため、被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活
再建支援法人に対する国庫補助率を2分の1から3分の2に引き上げること。都道
府県の追加拠出に対し、過去と同等の地方財政措置(起債充当率100%、償還に
対する交付税措置80%)を講じること。
3.被災者生活再建支援金の支給対象となる世帯の範囲については、半壊世帯の全て
の被災者及び局地的な災害の被災者の生活再建を支援する観点から、被災した世帯
の実情に応じた柔軟な対応を可能とすること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、
意見書を
提出する。
令和元年12月19日
魚 津 市 議 会
(質 疑)
77
◯議長(
石倉 彰君) ただいまの
議員提出議案第11号について、何かご
質疑はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
78
◯議長(
石倉 彰君) ないようですから、
質疑を終わります。
(討 論)
79
◯議長(
石倉 彰君) お諮りいたします。ただいまの
議員提出議案第11号について、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略し、これより
討論に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
80
◯議長(
石倉 彰君) ご異議なしと認め、
討論に入ります。
発言者の通告を受けておりますので、これを許可いたします。
12番 越川隆文君。
〔12番 越川隆文君
登壇〕
81 ◯12番(越川隆文君) 本件の災害被災者支援法に対しての拡充という点から、
賛成討論を行いたいと思います。
災害が年を追うごとに大きくなってきているような感じを受けますが、平成30年度の台風21号、この保険金支払いの
状況まで今データがあります。大体1兆3,000億円ぐらい損害保険の支払い実績があるということで、実はこれ、結構大きくて、東日本大震災のときと匹敵する保険金支払いになっています。
損害保険市場といいますと、全体で約8兆円ぐらいということになりますね。8兆円の中で、じゃ、今後どうなっていくかというと、2018年度の主な災害、台風24号、2,377億円、西日本豪雨1,901億円、大阪の地震ですかね、1,033億円、北海道の地震で338億円というような形で、年を追うごとに保険支払いが非常に増えてきているというような
状況の中で、やはり付保する場合の保険の金額が上がってくるということになるわけですね。ロジックで言うと。
そうすると、これから、じゃ、自己責任だと言うけど、本当にみんな、自分たちの生命、財産をプライベートな形で付保していけるのかというと、これは大いに疑問が出てくる。特に高齢者の方、あるいはまた低所得者の
方々はそういう
状況にあると思います。
あと、今後予測される南海トラフ、首都直下型地震ですね。南海トラフの場合、220兆円の損害額が予測をされている。首都直下型は95兆円の損害を想定されているというような
状況の中で、じゃ、損害保険の予算枠組みの中でどれだけ個人を守っていけるか、これは大きな疑問が今後残ってくると思います。
それで、災害が起きたときに、じゃ、何が起きるかというと、そのエリア全体の人たちが日常生活を営めなくなるということになります。それはどういうことかというと、人の生産性というのは、そこがみんなとまってしまうということになりますよね。日本人の1人当たりのGDPというのは約3万8,000ドルです。これが一挙にその時点でとまってしまうわけです。であるならば、それを早期に回復しなきゃいけないわけですよ。
そのためにまず一番大事なのは、個人個人のやはり住む場所なんですね。その住む場所を復興してあげなければいけないということになりますと、現状の300万円で果たしてどこまでできますでしょうか。
それと、半壊までいかない場合でも、住宅復興には幾らかかると思います? 軽く1,000万円行っちゃいますよ。もし自分がそうだったらどうですか。
このような
状況の中で、しかも人手不足。いまだに、この5年間で29カ所の激甚災害の箇所があるんです。そこに復興の
職員さんたちが十分に行けていないというような
状況があるんですよ。
こういう
状況も鑑みながら、やはり個人の生活の復旧を早くしてあげる、そして国民の安心感を与えていくということが、一番のこれからの災害に対する備えになっていくのではないかというふうに思います。
災害自体は、GDPが1人当たり約1%下落するというふうに言われていますが、その後、日本人って強いですよね。経済成長するんですよ。経済成長する。ですから、長期的に見たときに、しっかりと個人個人の生活を保障してあげるということが一番大事だと思います。
私自身も、長野県へ災害ボランティアで行ってまいりました。2カ月たっているのに、まだ泥をかき出しているんですよ。ぜひ行ってみてください。
皆さん本当に、このままで年を越せるのかと不安に思っていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。
そういう
意味で、本
意見書に対して
賛成の立場で
討論をさせていただきます。
以上です。
82
◯議長(
石倉 彰君) ほかに何かご
意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯議長(
石倉 彰君) ないようですから、
討論を終わります。
(採 決)
84
◯議長(
石倉 彰君) これより
採決いたします。
議員提出議案第11号について、原案どおり可決するに
賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
85
◯議長(
石倉 彰君) 起立少数。よって、ただいまの
議案は否決されました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任
委員会の閉会中の
継続審査について
86
◯議長(
石倉 彰君) 次に、
日程第4
議会運営委員会及び各常任
委員会の閉会中の
継続審査の件を
議題といたします。
議会運営委員会委員長及び各
常任委員会委員長から、
会議規則第112条の規定により、お手元にお配りいたしました申出一覧のとおり、閉会中の
継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
議会運営委員会委員長及び各
常任委員会委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
87
◯議長(
石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
─────────────────────────
88
◯議長(
石倉 彰君) 以上で
日程は全部終了し、本
定例会に付議されました
案件は全て議了いたしました。
今会期中は、
議員各位、市
当局並びに報道
関係者より誠意を持ってご協力いただきましたことに対し、本席より厚く御礼を申し上げます。
─────────────────────────
閉 会 の 宣 告